北海道の「タマネギ列車」、JR石北線土砂崩れで受難?運休1週間超
JR北海道は7日、石北線の上川―白滝間で、停滞する前線による大雨によって線路下の盛り土が崩壊したと発表した。8日から復旧作業を始めたが、現場は山中で近くに道路もなく、復旧には1週間以上かかる見通し。札幌・旭川―網走を結ぶ特急「オホーツク」や「大雪」など同区間を通る1日12本の列車は当面運休となるため、お盆の帰省客に影響が出そうだ。
同社によると、雨の影響で6日から運休していた同線の運行再開に向けて作業員が7日朝から線路を点検したところ、午前11時ごろに崩壊を見つけた。振り替え輸送として9日から旭川―北見間で代行バスを、バスと接続する臨時列車を北見―網走間で運行するほか、札幌―旭川間でも臨時特急列車を運行する予定。
JR貨物北海道支社によると、北見産のタマネギを中心とする農産物を運ぶ臨時貨物列車(通称タマネギ列車)は毎年8月中旬から翌年4月まで同区間を含む北見―北旭川間を運行する。今季は16日から運行を始める予定だが、復旧工事が間に合わなかった場合、同支社は「農産物をトラックで輸送する必要が出てくる」と説明している。
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