ソウルでクィアパレード「性的少数者は共に生きる市民」 反対集会も
ソウルで1日、LGBTQなど性的少数者と支援者らが参加する「ソウルクィアパレード」が開かれた。パレードには保守的なキリスト教系団体などが抵抗を示しており、付近では「同性愛反対」を掲げるキリスト教信者らによる集会もあった。主催者は「性的少数者はともに生きる市民だと伝えたい」と訴える。
パレードには3万5千人(主催者発表)が参加。LGBTQを象徴する虹色の旗や、「婚姻平等法を制定しろ」といったプラカードを手に、軽快な音楽に合わせてソウル市中心部を練り歩いた。
韓国中西部・天安市の会社員朴洗俊(パクセジュン)さん(24)は、恋人とともに初めてパレードに参加した。ゲイを自認しており、「私と同じような境遇の人たちが、たくさん集まっているのを見られてうれしい」と喜んだ。
「同性愛は罪悪」叫ぶ反対派
ただ、沿道では、キリスト教系団体を名乗る集団が「同性愛は罪悪だ」などと叫んだ。また、近くでは、韓国キリスト教総連合会などが「同性愛クィア祭りに反対する」などと訴えるパレードを開いた。
韓国では近年、キリスト教の保守系プロテスタント団体が同性愛反対を強く打ち出すようになっている。
こうしたなか、今年のクィアパレードは、開催前から困難に見舞われていた。
例年はソウル市庁舎前の広場…
【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら