「同性婚に賛成」経済同友会の新浪氏、多様な社会のあり方を議論へ
青田秀樹
経済同友会の新浪剛史代表幹事は14日の定例記者会見で、同性婚を認めることに賛成するとしたうえで、社会制度のあり方を同友会で議論していく考えを明らかにした。4月末に代表幹事に就いた新浪氏は多様性のある社会の実現を「一刻も早く着手するテーマ」に掲げており、具体的な取り組みを進める。
賛否が割れながらも「LGBT理解増進法案」が成立する見通しとなったことを踏まえ、記者の質問に答えた。「同性婚には賛成だ」と述べたうえで、現状の事実婚なども含め税制などで不公平がない社会づくりが重要だと強調した。
新浪氏は新体制の発足にあわせて、多様性、公平性、包摂性を指す「DEI」の推進委員会を設けている。異なる性による婚姻関係を前提とした法制度と現実とのずれを埋めるべく、同委を通じて「パートナーという仕組みを日本でどういう制度にしていくか議論していただきたい」と語った。
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