「LGBT差別、禁止する法律を」 連合が緊急集会 与党案を批判

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西尾邦明

 労働組合の中央組織・連合は25日、都内で「LGBT差別禁止を求める緊急集会」を開いた。与党が国会に提出した「LGBT理解増進法案」を内容が不十分として批判し、性的指向や性自認への差別を禁止する法案の早期制定を求めた。

 連合の清水秀行事務局長は「(与党案で)性自認が性同一性に置き換えられた点は非常に大きな問題だ。理解の増進をむしろ逆行させる」と指摘。「いかなる性的指向や性自認を持つ人であっても差別を受けることがない環境整備が必要だ」と訴えた。

 自民、公明両党が18日に国会に提出した法案は、2年前に自民も含む超党派議員連盟がまとめた原案から修正されている。保守派への配慮で「性自認を理由とする差別は許されない」との文言が「性同一性を理由とする不当な差別はあってはならない」にかわった。立憲、共産、社民は原案を国会に提出している。

 連合はこの日、与党案につい…

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この記事を書いた人
西尾邦明
論説委員|経済社説担当
専門・関心分野
脱炭素、エネルギー、原発、環境金融
Think Gender

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男女格差が主要先進国で最下位の日本。この社会で生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。性別に関係なく平等に機会があり、だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダー〈社会的・文化的に作られた性差〉について、一緒に考えませんか。[もっと見る]