ロシア高級官僚が帰国途中に急死 「みんな人質」と政府を批判も
今泉奏
ロシア科学・高等教育省は21日、クチェレンコ次官がキューバへの出張から帰国する飛行機上で体調を崩し、20日に死亡したと発表した。発表によると、ロシア南部の都市に着陸し、医師による治療を受けたが回復しなかったという。
ロシア現地メディアの報道によると、クチェレンコ氏は46歳だった。同氏の友人で、ジャーナリストのロマン・スーペル氏は同省の発表後、クチェレンコ氏とのやりとりをSNSで公開した。
投稿によると、政府に批判的だった同氏は国外に逃げたがっていたが、政府にパスポートを奪われ、「我々はみんな人質のようなものだ」と発言。抗うつ剤や精神安定剤を飲み、眠れない様子だったという。
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