第7回無視されても続けたあいさつ JR九州元社長、カギは「2メートル」
ななつ星の経営論 ~生みの親が語る人と街~
超豪華な寝台列車「ななつ星」を世に出し、JR九州を上場させた元社長・会長の唐池恒二さんがビジネスの秘訣(ひけつ)を語ります。処世訓やネーミング論など独自に編み出した法則をユーモアたっぷりに解説します。
1982年春ですから、40年も前のことです。旧国鉄バスの棚倉営業所(福島県棚倉町)に所長として赴任しました。28歳でした。
当時、激しい労使の対立で国鉄の現場は荒れていました。棚倉営業所でも「組合が強く管理職が泣かされている」「管理職と一般職員の間にほとんど会話がない」と聞かされていました。
一つのことを自分に課しました。毎朝、各職場にあいさつして回ることです。人間関係をつくろうと思ったのです。
継続は力 あきらめず
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初出勤。運転士の詰め所で…
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