上越市にパートナーシップ制度を 16日から署名活動

茂木克信
[PR]

 性的少数者のカップルを結婚と同等の関係にあると公的に認める「パートナーシップ制度」の導入を求める署名活動が、16日から新潟県上越市で始まる。活動に取り組む団体は同日、すでに導入している三条市で第1号カップルとなった当事者の講演会を開き、市民に協力を呼びかける。

 この団体は、男女共同参画団体などでつくる「上越市にパートナーシップ制度を求める会」。16日午後1時半から市民プラザ(上越市土橋)で開く集いでは、三条市在住のトランスジェンダーで、啓発団体「PRIDE(プライド) LINK(リンク)」代表の羽賀風真(ふうま)さん(28)が「性の多様性とパートナーシップ制度」と題して講演する。聴講無料。

 求める会の阿部和子代表は「同性だと結婚関係にあると認めないのは不平等。国が法制化しないので各自治体で導入するしかない。ぜひ協力してほしい」と話す。7月末まで署名活動を続け、8月に市に提出する予定という。問い合わせは阿部さん(025・522・4654)へ。

 県内30市町村のうちパートナーシップ制度を導入しているのは、新潟、三条、長岡の3市のみ。県は、県全体で制度を導入すべきかどうかを判断するため、県民の意識調査をこの春に行う準備を進めている。(茂木克信)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

Think Gender

Think Gender

男女格差が主要先進国で最下位の日本。この社会で生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。性別に関係なく平等に機会があり、だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダー〈社会的・文化的に作られた性差〉について、一緒に考えませんか。[もっと見る]