第8回IR誘致、反対多数 大阪市民・府民ともに 朝日調査

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 朝日新聞社は1、2日、電話による大阪府知事選と市長選の情勢調査を実施した。このダブル選では、維新が主導して府市が誘致をめざすカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致の是非が争点となっており、同時に実施した世論調査でIR誘致の賛否を尋ねた。IR予定地である大阪市に住む有権者を対象にした調査では賛成は37%で、反対の47%の方が多かった。府民対象の調査でも、賛成は37%で、反対の43%の方がやや多かった。

 市民調査では、男性の賛成が50%なのに対し、女性の反対は55%を占めるなど、男女で逆転していた。年代別では18~29歳の賛成が51%だったのに対し、70歳以上では反対が60%だった。府民調査でも男女差があり、男性の賛成は51%で、女性の反対は51%だった。

 市民調査でIR誘致に賛成と答えた人の中では市長選では大阪維新の会新顔の横山英幸氏に投票すると答えた人が多く、IRに反対の人では無所属新顔の北野妙子氏に投票するという人が多かった。府民調査ではIRに賛成と答えた人も反対と答えた人も、府知事選で維新現職の吉村洋文氏に投票するという人が多数を占めた。(君島浩)

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 〈調査方法〉1、2の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、大阪市内の有権者を対象に調査した。有権者がいると判明した1069世帯のうち、604人の有効回答を得た。回答率は57%。

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 〈調査方法〉1、2の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、大阪府内の有権者を対象に調査した。有権者がいると判明した1374世帯のうち、772人の有効回答を得た。回答率は56%。

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