住民が撮った「あの時」、痛み超え地元で初展示 写真家2人が企画

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東野真和
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 堤防を越える津波、炎に包まれた町、壊滅した市街地を前にへたり込む人――。東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の様子を写した写真展が15日から、地元で初めて開かれる。撮影は町民自身で、その場にいたから記録できた約50点を展示。震災を思い起こしてほしいと、4月には東京も巡回する。

 写真展は「リメンバー大槌Ⅱ」。大槌を撮り続けている八重樫信之さん(79)=埼玉県所沢市=と、野田雅也さん(48)=埼玉県富士見市=の写真家2人が企画した。この写真は震災2年後の2013年に全国でも展示されたが、地元では被災者の心情を考慮して開かず、写真は町役場の倉庫に眠っていた。

 だが、八重樫さんの故郷・岩…

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