「ユニクロ」で一足早い入社式 新入社員も給与が2割増
衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは1日、東京都内で入社式を開いた。国内の正社員の賃金を今月から最大4割上げると発表している。初任給も月25万5千円から30万円に上がり、新入社員からは「驚いた」という声もあがった。
同社は、他の多くの企業よりも1カ月早い3月に入社式を行っている。この日は新卒社員約350人のうち、3月入社の約270人が出席。多くの社員がユニクロやジーユーなど配属先のブランドの服を着て臨んだ。
柳井正・会長兼社長は「世界で通用する最高水準の基本を身につけてもらいたい」とあいさつ。「しつこく自分の意見を上司にぶつけてもらいたい」「目先の利益や目の前の損得にとらわれて、小手先の仕事でお客様をごまかさないように」とも呼びかけた。
新入社員代表であいさつした細川千夏さん(25)は「一足早く社会人になれるのがうれしい。(賃上げに)驚いたが、働く環境がどう変わっても使命感をもって働きたい」と話した。
新入社員は1週間の研修を受けた後、ほとんどが全国の店舗に配属され、1~2年目で店長を目指す。大学や大学院の卒業式には、有給休暇をとって参加するという…
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