「同性婚の法整備を」署名始まる すでに1万3千超 差別発言うけて

伊木緑
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 首相秘書官だった荒井勝喜氏による性的少数者同性婚に対する差別発言を受け、当事者ら有志が5日夜、オンライン署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」を通じ、性的少数者に対する差別を禁止する法律や同性婚の法整備を求める署名活動を始めた。

 発起人は、性的少数者に関する情報を発信する団体「fair」代表の松岡宗嗣さんら性的少数者の当事者。「#岸田政権にLGBTQの人権を守る法整備を求めます」というハッシュタグで署名を呼びかけている。署名は6日午後2時現在、1万3千筆を超えている。

 署名サイトでは、荒井氏の発言について「言い訳しようがない差別発言」とし、「更迭によって、この問題を『幕引き』にしてしまえば、同じような差別がきっと今後も繰り返される」と指摘。日本がG7主要7カ国)の中で、性的少数者に対する差別を禁止する法律や同性婚の制度がない唯一の国であることなどを挙げ、「早急な法整備の実現を求めます」と訴えている。

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この記事を書いた人
伊木緑
東京社会部
専門・関心分野
ジェンダー、メディア、スポーツ