ゴルフやサッカー投資への「ウォッシング」批判 サウジ閣僚が反論
ダボス=坂尻信義
サウジアラビアのジュベイル外務担当国務相は19日、人権侵害といった都合の悪い事実をスポーツの清廉さや熱狂で洗い流す「スポーツウォッシング」批判が同国に向けられていることについて、「幼稚」で「ばかげている」と反論した。スポーツイベントに力を注ぐことは、自国民の健康維持や医療費の抑制に役立ち、投資としての効果も期待できるとも語った。
ジュベイル氏は、世界経済フォーラム(WEF)年次総会に出席するために滞在中のスイス東部ダボスで、朝日新聞のインタビューに応じた。
男子ゴルフの超高額賞金ツアーやサッカーのポルトガル代表ロナルド選手の獲得など、サウジアラビアによるスポーツへの巨額投資に注目が集まっている。ジュベイル氏の発言は、同国が抱える人権問題などへの批判をかわすとのねらいがありそうだ。ジュベイル氏は、米国や欧州でもプロスポーツの人気チームの買収などはおこなわれているとして、サウジアラビアだけが批判されるべきではないとの立場を示した。
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