立ち退き通告に怒り? 「ゼロコロナ」広州の暴動で住民踏まれる映像

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広州=奥寺淳
【動画】ロックダウンされていた海珠区の一角で暴動 中国広東省=ツイッターの動画から
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 中国が続ける厳しいゼロコロナ政策をめぐり、広東省広州市で混乱が広がっている。14日夜、地区封鎖(ロックダウン)や突然の立ち退き通告などに対して住民の怒りが爆発。バリケードをなぎ倒すなどの暴動になり、治安部隊が鎮圧に乗り出す事態になった。

 暴動が起きたのは、広州市中心部から南へ約7キロの海珠区の下町。SNSに投稿された複数の動画によると、飲食店などが立ち並ぶ道路の両側に立てられた赤いバリケードを、住民が「オォー」と声を上げながら次々となぎ倒した。

 道路に繰り出した住民らは、白い防護服を身にまとった政府関係者とみられる人に物を投げつけている。興奮した住民が、「公安」と書かれた警察車両をひっくり返す場面もあった。

 住民がバリケードをひっくり返す様子を見たという近くの飲食店の男性従業員は朝日新聞の取材に対し、「通りに出た人たちは『ロックダウンはいらない、外に出させろ』と叫んでいた」と話した。午後8~9時ごろに騒動が始まり、深夜まで続いたという。

 地元の政府関係者によると…

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