「わざわざ難解に」「生徒に身近」 共通テスト試作問題、高校の見方

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編集委員・増谷文生 同・宮坂麻子
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 2025年1月に実施される大学入学共通テストの試作問題が公表された。新設の「情報Ⅰ」や、科目が再編される地理歴史・公民など、新しい学習指導要領に基づいて作られた問題を、高校現場はどのように受け止めたのか。

 「問いたい問題の本質に『余計なもの』を交ぜ、わざわざ難解にしているようだ」。栃木県立高校で国語を教える男性教諭は、そう不満を漏らす。勤務校は、多くの生徒が共通テストを受験する。

 問題を見て、「国語指導の範疇(はんちゅう)を超える表やグラフの読み取りや、理科の領域の発想力が問われる問題があった」と感じた。今後は、授業で表やグラフを用いた教材も扱う必要が出てくるとみて、「授業の時間数が変わらない中、今まで以上のことを教えることになる。情報など他教科にも同様の傾向があり、教員は苦労しそうだ」と嘆く。

 他教科の問題を確認した教員…

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この記事を書いた人
増谷文生
論説委員|教育担当
専門・関心分野
教育(主に大学)、運輸