宗教2世の千人アンケート 儀式出席求められ、恋愛や交友の制限も
編集委員・北野隆一
信仰を持つ親のもとに生まれた「宗教2世」へのアンケート結果を、調査団体「社会調査支援機構チキラボ」の荻上チキ所長が1日、発表した。9割近い回答者が、家族から儀式などへの参加を求められたと答え、3割以上が献金の要求があったと答えた。
アンケートは9月9日から19日までウェブ上で実施。1158人が回答し、有効回答とした1131人(3世以降も含む)を分析した。回答者の内訳は、仏教系が約5割、キリスト教系が約3割、神道系が約1割だった。
家族から儀式などへの出席の要求が「あった」としたのは約9割。全体の67%が、6~9歳で信仰行事への参加を強要されたと答えた。ほかに家族から要求されたことがあった割合は「恋愛や交友関係の制限」34%、「献金」34%、「選挙集会への動員」23%などだった。自由記述では男尊女卑や同性愛禁止を説かれたことや、学校行事参加の制限などの体験を記した人も多かった。
回答者のうち41%が「脱会…
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