台湾で性的少数者らパレード アジア初の同性婚法制化、国際結婚に壁

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台北=石田耕一郎
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 台湾の台北市で29日、NGOが主催した性的少数者への理解促進を求める恒例のパレードがあった。今年で20回目を迎え、小雨の中、主催者発表で約12万人が参加した。台湾では3年前にアジアで初めて同性婚が法制化されたが、国際結婚などで制約が残されており、参加者たちは制度の早期改正を訴えた。

 同性パートナーと同居するエンジニアの男性(28)は初参加。「この3年、手をつないで街を歩く同性カップルが増えた」と語る。一方、50代の両親や勤務先には同性愛者だとは知らせていない。「受け入れてもらえるか心配だから」

 同性パートナーと参加した会社員男性(27)も「法制化で制度面は整備されたが、社会の意識改革はこれからだと思う」と話した。

 台湾では、2019年5月の…

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