10代性的少数者の48%「自殺を考えた」 NPOが若者2千人調査

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 この1年で自殺を考えた10代の性的少数者LGBTQなど)は48%、自殺未遂を図ったのは14%――。認定NPO法人のアンケートで浮き彫りになったのは社会的な認知度が一定程度上がっても、当事者がなお自殺や孤独・孤立の高いリスクを抱えている状況だった。

 性的少数者の若者支援に取り組むReBit(リビット)が、9月にインターネットで調査し、12~34歳の約2600人が回答。同性愛者のいじめ自殺事件などをきっかけに米国で始まった啓発の日、「スピリットデー」の10月20日にあわせて発表した。

 有効回答のうち、2割(616人)が10代だった。学生は4割(1040人)で、中学生が3%、高校・高専生が12%、大学・大学院生が22%など。同性愛者や両性愛者ら性的指向における少数者と、トランスジェンダーら性自認における少数者は半々だった。

 ReBitが10代の回答を、昨年の日本財団の「自殺意識調査」と比べたところ、この1年で自殺を考えた割合、自殺未遂をした割合は、いずれも性的少数者の方が3~4倍高かった。

 孤独感が「しばしばある・常…

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