維新の大阪市長予備選 府議と市議5人が立候補、松井氏に代わる顔は

統一地方選挙2023

[PR]

 来春の大阪市長選へ向け、地域政党大阪維新の会」は30日、公認候補を選ぶ予備選の候補者として大阪市議と府議の計5人を発表した。12月10日の党員らによる投票で決定する。

 5人は維新所属で、いずれも市議の岡崎太氏(54)、藤田暁氏(40)、本田リエ氏(49)、ともに府議の松浪健太氏(51)、横山英幸氏(41)。予備選では維新所属の議員以外からも広く公募が行われたが、党外からの応募者は要件を満たさなかった。

 維新は予備選を通じて、維新前代表の松井一郎市長に代わる新たな「顔」を売り出し、市長選を優位に進めたい狙いがある。今後、維新幹部に加え、キャスターの辛坊治郎氏や国際政治学者の三浦瑠麗氏らが参加する選考委員会で2、3人に候補者を絞り込み、12月10日に党員やオンラインで登録した希望者による投票で決定する。

 一方、過去の市長選で維新と対抗してきた自民党などの各党も候補者擁立を模索している。

 自民党府連幹部は「各党が応援できるような候補者を立てたい」と説明。立憲民主党関係者は「無所属で、政党は裏方に徹して応援するのがのぞましいのではないか」とし、維新以外の政党との連携も視野に入れる。共産党府委員会の幹部は、「独自候補はいつでも立てられる」と語った。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

統一地方選挙・衆参補選2023年

統一地方選挙・衆参補選2023年

ニュースや連載、候補者など選挙情報を多角的にお伝えします。[もっと見る]