米上院がインフレ抑制法可決、政権追い風 賛否同数でハリス氏が投票

有料記事

ワシントン=合田禄
[PR]

 米上院は7日、気候変動対策や高齢者の医療費負担軽減などを含む4300億ドル規模の「インフレ抑制法案」を可決した。近く下院も通過する見通しで、今秋に中間選挙を控えたバイデン政権にとっては追い風となりそうだ。

 米政権や与党民主党は昨年、気候変動対策や子育て支援などを盛り込んだ10年間で3・5兆ドル規模の社会福祉投資法案の成立を目指したが、規模を半減しても党内をまとめきれずに頓挫していた。今回の法案はさらに規模を縮小した。

 採決では賛成50、反対50となり、上院議長のハリス副大統領の投票によって可決した。

 法案のうち、約3700億ド…

この記事は有料記事です。残り491文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
合田禄
アメリカ総局|科学・米国政治担当
専門・関心分野
科学、医療、気候変動、宇宙開発