自民党の性的マイノリティ特命委 八木秀次氏からヒアリング
自民党は28日、LGBTに関する施策について議論する「性的マイノリティに関する特命委員会」(委員長=高階恵美子衆院議員)を開いた。有識者ヒアリングとして、麗澤大の八木秀次教授(憲法学)を招き、意見交換した。
ヒアリングは非公開で行われ、終了後、八木氏は記者団に発言内容を問われ、説明した。それによると、ヒアリングでは「(性的指向について)先天的だという意見もあるし、最近の学説では後天的だという意見もだんだん有力になってきている」と主張。そのうえで、「社会制度を設計するにあたっては、新しい学問的な科学的な見解に基づいてすべきで、かつての見解をそのまま使って制度設計したとしたら、多くの人にとって幸せな結果にならないのではないか」と述べたという。
ヒアリングには、LGBT理解増進法案の成立をめざす稲田朋美元防衛相も出席した。記者団からこうした八木氏の見解について同意するか問われ、「非常に難しい」と述べた。
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- 【視点】
久しぶりに「ええ!?」となった発言です。 確かに、かつてはいわゆる同性愛者が同性愛者になる先天的な遺伝子を持つことなどが議論されてきましたが、2019年に発表されたハーバード大学とマサチューセッツ工科大学による研究50万人分近くの遺伝子を
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