科学五輪日本代表、女子は5% 科学技術振興機構が直近10年を集計

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高浜行人
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 各国の高校生らが数学、物理などの科目別に学力を競う国際科学オリンピック。この10年の日本代表メンバー302人の男女比を国立研究開発法人・科学技術振興機構(JST)が調べたところ、女子が16人(5・3%)にとどまることがわかった。科学オリンピックを推進するJSTは、今後、様々な取り組みを通じて女子を増やしたい考えだ。

 国際科学オリンピックは、数学、化学、生物、物理、地理、情報、地学の各科目ごとに大会がある。今年はノルウェーのオスロで数学が今月6日から行われたのを皮切りに、8月25日からリモート開催される地学まで各大会が順次実施される。日本代表として、昨年度中に実施された国内予選を勝ち抜いた31人(7科目計)が出場する。

 JSTの集計では、2013~22年度に開かれた各大会の日本代表メンバーは計302人で、うち女子は16人。13、14、18年度がそれぞれ3人だった一方、15年度は0人だった。今年は1人が地学に出場する。

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 この16人を科目別にみると…

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