28日に閉幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、「気候クラブ」の年内設立をめざす方針が示されました。議長国ドイツが提唱し、気候変動対策の国際ルールづくりのための新たな取り組みですが、どんな役割が期待されているのでしょうか。記者が解説します。
サミットでは、ウクライナ危機をめぐる議論が注目を集めましたが、気候変動対策も重要なテーマのひとつでした。環境問題への関心が高いドイツが、今回の目玉として用意してきたのが「気候クラブ」でした。
設立の狙いとして、気候変動対策はG7だけでなく、途上国や新興国も巻き込みながら、産業部門での対策に力を入れることが挙げられます。
背景には、一部の国だけが気…