【そもそも解説】G7で話題の「気候クラブ」 どんな役割を期待?

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エルマウ近郊=今泉奏

 28日に閉幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、「気候クラブ」の年内設立をめざす方針が示されました。議長国ドイツが提唱し、気候変動対策の国際ルールづくりのための新たな取り組みですが、どんな役割が期待されているのでしょうか。記者が解説します。

 サミットでは、ウクライナ危機をめぐる議論が注目を集めましたが、気候変動対策も重要なテーマのひとつでした。環境問題への関心が高いドイツが、今回の目玉として用意してきたのが「気候クラブ」でした。

 設立の狙いとして、気候変動対策はG7だけでなく、途上国や新興国も巻き込みながら、産業部門での対策に力を入れることが挙げられます。

 背景には、一部の国だけが気…

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この記事を書いた人
今泉奏
ヨハネスブルク支局長|サハラ以南アフリカ担当
専門・関心分野
アフリカ、植民地主義、グローバルサウス