中絶規制、世界では緩和の流れ 無条件で禁止の国も 米の司法判断は

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ボゴタ=軽部理人
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 米国で、中絶を合衆国憲法上の権利だと認めた半世紀前の判決が覆される公算が大きくなっている。多くの国で中絶規制が緩和に向かう流れに逆行する形だ。一方で、中絶の条件を厳格化した国や、今も中絶を無条件で禁止している国もある。

 「ようやく、女性の中絶の権利が認められた。多くの女性が心待ちにしていたことで、大変喜ばしい」

 南米コロンビア。首都ボゴタの中心部にある非営利団体「プロファミリア」で、中絶問題を担当する幹部のジオバニ・ゲレーロ氏は笑顔を浮かべてこう語った。女性の性と生殖に関する権利を求める団体で、中絶手術も行っている。

 今年2月、コロンビアの憲法裁判所は妊娠24週までの中絶を無条件で認める判決を出した。2月以降、手術を受けに来る人は2割ほど増えた。中絶の条件が厳しい隣国ブラジルなどから訪れる人も多いという。

 コロンビアでは長く、全ての…

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この記事を書いた人
軽部理人
サンパウロ支局長|中南米担当
専門・関心分野
中南米の全分野、米国政治や外交