マラウイから教員を採用 五輪の縁で交流の太田市に
柳沼広幸
群馬県太田市は10日、東京五輪の縁で交流しているアフリカ南部のマラウイから教員2人が来ることを明らかにした。清水聖義市長が派遣を要請していた。英語の授業などの教員として採用し、来年4月から市内の中学校で教えられるように準備を進める。
来日を予定するのは、マラウイの中学校の女性と男性の教員。女性は熊本大学で学んだ経験もあるという。同国は英語を公用語としている。外国語指導助手(ALT)ではなく、教員として授業ができるように臨時の地方公務員として採用したいという。
太田市は東京五輪でマラウイ選手の合宿を受け入れた。今年1月に同国で大規模な洪水被害が発生すると、市や市民らは義援金や食料、衣類などを集めて贈る支援活動をした。
五輪の縁ではソフトボール豪州代表の合宿を受け入れ、交流が続く。豪州代表候補だった女性が4月から市立太田高校のALTとして英語を教え、強豪のソフトボール部でも指導している。
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