レバノンで国会議員選挙、ヒズボラ勢力の過半数維持が焦点

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ドバイ=伊藤喜之

 中東のレバノンで15日、国会議員選挙(128議席)の投票が行われた。2019年末から深刻な経済危機が続く中で迎える初の選挙だった。投票率(暫定値)は41%(前回49・68%)と低くとどまり、国民の政治不信の深さが浮き彫りになった。

 開票作業が遅れ、大勢判明は17日(現地時間)にずれ込むとの情報もある。

 近隣国のイランから支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラを中心とする勢力が前回の71議席に引き続き、過半数を維持するかが焦点の一つだ。地元メディアによると、複数の選挙区でヒズボラと連携してきた現職候補が、イランの影響力の拡大を嫌うサウジアラビアが支援する候補に敗れる見通しだといい、波乱が起きているという。

 レバノンでは、国会の議席数…

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