トヨタ自動車が11日に発表した2022年3月期決算(国際会計基準)は、最終的なもうけを示す純利益が26・9%増の2兆8501億円で、過去最高となった。世界販売が堅調だったうえ、想定より円安が進んで業績が大きく押し上げられた。
世界販売は前年比4・7%増の約951万台と過去2番目の高い水準だった。コロナ禍で昨夏ごろから断続的な減産を強いられたが、利幅が大きいとされるスポーツ用多目的車(SUV)や、ハイブリッド車(HV)の販売が主力の米国や中国で堅調だった。
本業のもうけを示す営業利益は前年比36・3%増の2兆9956億円、売上高は前年比15・3%増の31兆3795億円となり、いずれも過去最高を更新した。
想定外の円安が、業績を大き…
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