女性と子どもが悲惨な状況に…国連安保理会合でウクライナ大使ら訴え

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ニューヨーク=藤原学思

 ウクライナの女性と子どもが悲惨な状況に陥っている――。国連安全保障理事会で11日、ウクライナ情勢についての緊急会合が開かれた。侵攻を続けるロシアを非難する声が相次いだが、ロシアはこれまで通り、ウクライナに責任を押し付けた。

「恐怖のパズル」の様々なピースがはまっていく

 冒頭に現状を説明したUNウィメンのバホス事務局長によると、ウクライナでは強姦(ごうかん)など性的暴行についての報告が増えているほか、人身売買のリスクが高まっている。

 バホス氏はまた、訪問先のモルドバで知り合ったという少女の話を紹介した。名はタティアナ。出身地はウクライナ最大の港湾都市オデーサという。

 「私の街は美しい。医者にな…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
ウクライナ情勢

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