相次ぐ著作権事件の摘発 共通する1人の男性 その本業と「副業」

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赤田康和 土舘聡一
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 映画会社や出版社などの著作権を侵害したとして、逮捕や書類送検される事件が今月、相次いでいる。摘発が続くのはなぜか。背景を探ると、たどりついたのは1人の男性だった。

 映画を10分ほどの動画にまとめて紹介する「ファスト映画」をユーチューブに投稿していたとして、宮城県警は15日、神奈川県の男(48)を著作権法違反容疑で逮捕した。

 捜査に協力したのは、映画会社などでつくる一般社団法人・コンテンツ海外流通促進機構(CODA)だ。

立件後に激減したアカウント

 CODAの調べでは昨年6月時点でファスト映画を投稿するユーチューブのアカウントが55件あったが、同月に札幌市の男らが逮捕され、激減。その後も投稿を続けていたのが「ファストシネマ」というアカウントだった。

 CODA主導の下で映画会社…

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この記事を書いた人
赤田康和
大阪社会部|災害担当
専門・関心分野
著作権法などの表現規制法制とコンテンツ流通、表現の自由