全日空CAが移住して超遠距離通勤選んだ理由 不安で保険も見直した

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鵜沼照都

 会社まで20分弱だった通勤時間は約90分になった。以前は徒歩4分、電車で10分。今は路線バスで30分、飛行機で60分だ。会社に着いてから自分のロッカーにたどり着くまでの6分は今も変わらない。

 全日本空輸(ANA)の客室乗務員(CA)切江沙也香さん(30)は昨年12月、東京都大田区から山形県酒田市に引っ越した。職場の羽田空港までは庄内空港からの自社便を使って「通勤」している。

「メリットだけではなかった」が手を挙げた

 初めての東北・庄内暮らしは…

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鵜沼照都
青森総局|下北・南部地区担当
専門・関心分野
「専門分野」は特にありません。何でも書きます。興味関心といえば「人の生き様」でしょうか。
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    蟹江憲史
    (慶應義塾大学大学院教授)
    2022年1月12日1時33分 投稿
    【視点】

     コロナ禍で大打撃を受けている航空業界。特に、日本の「水際対策」は諸外国と比べても過剰な部分があるように見え、その航空業界へのインパクトは計り知れない。そうした中で、働き方を新しくすることでその先につなげていこうという姿勢は、持続可能性とい

    …続きを読む