鈴木明子さん「あの涙にはぐっときた」 坂本花織の強さ感じた

有料記事北京オリンピック エキスパートの目

2010年バンクーバー 14年ソチ五輪代表
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 25日の女子フリー。プレッシャーがかかる最終滑走でも、坂本花織選手(シスメックス)は揺らぎませんでした。ミスなく終えるだけではなく、自分の持っている一番良いものをすべて出す。ぶれない彼女の強さを感じました。

 今、世界トップのロシア勢と戦ううえで、4回転や3回転半(トリプルアクセル)が求められています。そのなかで、ジャンプの難度を上げるのではなく、密度の濃いプログラムで勝負する、と決め、自分の強みを徹底しました。彼女の強みは、ジャンプの入りから降りるまでスピードが落ちずに次の動きにつなぎ、流れを作れるところ。この流れをいかせるかがプログラムの鍵となりますが、この全日本では存分に発揮できていました。

 ステップでは、体を大きく使い、エッジを限界まで深く倒して乗る。体力的につらくなるとそこが甘くなってしまうのですが、後半でも一つ一つのターン、ステップにエネルギーがあるのが彼女の強みです。しっかりと練習してきているのを感じました。

 普段、うまくいかなかった試…

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