「野球で言えば大谷選手」 数学の権威が認める13歳の才能

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石倉徹也
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<後編> 2歳で九九、5歳で二次方程式、ピアノや英語も

 飛び抜けた数学の才能をもつ梶田光君は、まだ13歳なのに素数に関する定理を七つも発見し、数学界で一目置かれる存在だ。今は、オイラー関数を使った超完全数の研究に没頭する。

前編では、数学の超難問に挑む13歳の梶田光君を紹介しました。後編では、光君が数学に興味を持つきっかけや将来の夢について聞きました。

 数学で突破口となるひらめきは、どこからくるのか? そう質問するとこんな答えが返ってきた。

「いいアイデアなんてほぼ運ですよ」

 ふとアイデアが浮かぶ時があるらしい。母親とスーパーで買い物している時だったり、お手伝いの風呂そうじを頼まれた時だったり。でも、ほとんどのアイデアが勘違いや間違い。

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この記事を書いた人
石倉徹也
コンテンツ編成本部次長
専門・関心分野
数学、物理、宇宙・天文