米コーネル大、4日間で学生ら986人感染 「大部分がオミクロン」

ニューヨーク=藤原学思
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 米ニューヨーク州イサカにあるコーネル大で、新型コロナウイルスの感染が急速に広がり、大学は期末試験をオンラインに移行することを決めた。感染者はほぼ全員がワクチンを接種していた。オミクロン株が広がっているとみられ、重症者はいないという。

 大学によると、今月11~14日の4日間だけで986人に陽性反応が出て、検査数に対する陽性の割合は5・5%に上る。

 大学は14日の声明で、「学生の間でオミクロン株が急速に広がっている可能性がある」と指摘。感染者の「非常に高い割合」がオミクロン株だという調査結果が出ているという。ほぼ全員がワクチン接種を完了し、一部はブースター接種も受けていた。

 大学は14日に警戒レベルを最も高く設定し、期末試験をオンラインに移行することを決定。図書館を閉鎖し、大学や学生のイベントを中止するとともに、マスクの着用やブースター接種を勧めている。

 コーネル大は米国の多くの大学と同じように、学生らにワクチンの接種を義務づけている。学生・教職員合わせて3万9千人以上がすでに接種を終え、接種率は97%に上る。

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論