留学生集め、コロナ給付金を不正申請させた疑い 風俗店経営者ら逮捕

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 警視庁は、風俗店経営の栗田周之介容疑者(46)=東京都世田谷区北沢5丁目=ら男3人を詐欺の疑いで逮捕し、7日に発表した。

 コロナ禍で収入が減った個人事業主であるかのように装うよう留学生らに指示し、国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金を不正に申請させたなどとしている。

 3人が留学生の紹介を依頼した別の男らは警視庁の調べに「留学生を中心に約100人に不正申請をさせた」と話しているといい、同庁は被害総額は約1億円に上るとみている。

 組織犯罪対策1課によると栗田容疑者らは昨年夏、20代のベトナム人の男ら2人に持続化給付金を申請させ、国から計200万円をだまし取った疑いがある。同課は栗田容疑者らの認否を明らかにしていない。

 同課の説明では、栗田容疑者らは申請に協力する留学生を集めるよう知り合いのベトナム人の男3人に依頼。この3人はSNSで「留学生もお金を受け取れる」と説明して人を集めたという。同課は3月以降、この3人のほかにベトナム人留学生2人を詐欺容疑で逮捕していた。

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