森友公文書改ざん「新政権は再調査を」 赤木雅子さん講演で訴え

町田正聡
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 学校法人森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自死した同省近畿財務局職員・赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(50)が25日、鹿児島市内で開かれたセミナーで経緯や現状を語った。赤木さんは一連の問題について「一人でも多くの人が関心をもってほしい」と訴えた。

 赤木さんは昨年3月、国などを相手取り損害賠償を求めて提訴。決意した理由を「大好きな夫がなぜこうなったのか、知りたい一心だった」と明かした。

 改ざんの経緯を俊夫さんが記したとされる「赤木ファイル」が訴訟で開示されたことについて「世論の力が大きかった」と語った。一方で、黒塗りの部分もあり、不十分だと指摘した。

 まもなく誕生する新政権に対しては「真相を明らかにするために再調査を行い、前の政権がやった間違いや失敗をただしてほしい」と訴えた。

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