【詳報】自民党総裁選、告示日以降の4候補者の動きをまとめ読み

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 自民党総裁選が17日、告示されました。現総裁の菅義偉首相の後任を争い、河野太郎行政改革相(58)、岸田文雄政調会長(64)、高市早苗総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)が立候補を届け出ました。各候補がどのような論戦を交わし、支持の取り付けに向けてどんな駆け引きが行われるのか。29日の投開票日までの動きを追います。

【9月28日の動き】

17:00

野田氏「苦しんでいる人、泣いている人に飛び込もう」

 野田聖子幹事長代行は東京都内で開いた選対打ち上げ式で、「一人でも苦しんでいる人、一人でも泣いている人がいたら、そこに私たちが行こう」と語った。その上で「寄り添うんじゃない。そんな上から目線ではなくて、そこに飛び込もうという、そんな自民党にみなさんとともに作り替えていければと思っている」と呼びかけた。

12:40

高市氏が日枝神社参拝「人事を尽くして天命を待つ」

 高市早苗氏は陣営幹部らと日枝神社(東京都千代田区)を参拝した。参拝後、境内で記者団の取材に応じ、「すがすがしい気持ちだ。堂々と戦わせてもらったお礼だけ申し上げた」と語った。その上で、翌日の投開票について、「人事を尽くして天命を待つ。多くの方々の志と政策への理解を信じて明日まで力を尽くす」と述べた。

12:00

岸田氏「手応えを感じている」 自身の派閥会合で

 岸田文雄前政調会長は自身の派閥の会合で「我々は決して派手ではないが、多くの国民の皆さんの支持も積み上げてきた。着実に数字も伸びてきたと手応えを感じているところだ」と述べた。さらに「明日の開票が終わるまで決して予断は許されない。一つのミス、一つの失言が大きく勝敗に影響する。そういった緊張感を持ち続けて頑張り通さなければならない」と、気を引き締めた。

11:30

加藤長官「どの候補支持かは申し上げない」

 加藤勝信官房長官は記者会見で、総裁選について問われ、「ここは政府の立場の会見の場であり、総裁選についてコメントすることは控えたい」とした上で、「新型コロナ対策、経済の立て直し、成長戦略、外交、安全保障政策など、我が国が直面する様々な課題について候補者間で活発な政策論争が行われ、議論も深められた」と述べた。

 自らが支持する候補を問われると、加藤氏は「菅政権の任期の最後まで、全力を尽くしていく所存であり、どの候補を支持するかということは申し上げない」と話した。

11:10

坂本大臣が閣議後会見で河野氏「厳しい情勢」との見方

 河野太郎行政改革相の陣営で…

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    曽我豪
    (朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革)
    2021年9月26日17時54分 投稿
    【視点】

    自民党総裁選は、逆転の歴史です。時として当初優勢と目された候補が負ける。 複数候補による最初の総裁選にしてからが、2位3位連合により石橋湛山が岸信介に勝ちました。続くポスト岸の総裁選も、池田勇人(現在の岸田派の源流、宏池会を創設)と石井光

    …続きを読む