津和野駅の駅弁復活 DLやまぐち号運転再開で

水田道雄
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 【島根】JR津和野駅(津和野町後田)で17日、長年親しまれた駅弁販売が復活した。

 午後1時前。ディーゼル機関車が牽引(けんいん)するDLやまぐち号が到着すると、多くの乗客がプラットホームに降り立った。

 改札口横では、弁当製造会社「くぼた」の久保田昭社長(78)=写真=が机に弁当とお茶を並べ、客を待った。販売したのは、鶏肉と卵、のりの3色で彩る「かしわめし弁当」(税込み950円)と「特製鮎お弁当」(同)の2種類。用意した計12個はあっという間に売り切れた。

 くぼたが津和野駅で駅弁販売を始めたのは昭和40年代。駅改修工事に伴い、今年5月末で販売を終えたが、復活を求める声が寄せられていた。この日、DLやまぐち号が5月5日以来久々に運転を再開したのに合わせ、復活した。18日もDLやまぐち号の到着に合わせて販売する。18日以降も土日や祝日を中心に販売を検討している。(水田道雄)

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