なぜこんなに話せるの AKB入山杏奈さんのスペイン語
急に海外へ転勤になった。突然、語学力を問われる業務の担当になった――。外国語が必要となる場面は、案外いきなりやってきます。一朝一夕では身につかないものに、どうやって向き合えばいいのでしょうか。2018~19年に放映されたメキシコのテレビドラマでの日本人役に選ばれ、全くスペイン語ができない状態で18年に現地へ渡ったAKB48の入山杏奈さんに聞いてみました。短い期間で言葉を学ぶ方法や、つらさを乗り越えるための心がけは?
いりやま・あんな
1995年生まれ、AKB48のチームAに所属。2018~19年にメキシコで放映されたテレビドラマ「L.I.K.E」の出演のため、メキシコへ。ドラマ内ではメキシコの公用語スペイン語でのセリフで、日本からの転校生役を演じた。帰国後もYouTubeで、スペイン語を使って日本の文化やメキシコの魅力を動画配信している。6月7日から放映のNHKよるドラ「いいね!光源氏くん し~ずん2」に出演。
――スペイン語を学んだことがないままメキシコでのドラマ出演が決まったそうですが、どうやって勉強を始めたのですか?
「スペイン語どころか、英語も話せなかったくらいです。ドラマでは最初は日本語しかできないという設定なので、徐々に学んでいけば大丈夫、と聞いていたのですが、撮影現場や日常生活ではもちろんスペイン語ができないとコミュニケーションができません。まずは現地の家庭教師に習い始めました」
――現地の先生なら、日本語はわからない先生だったのでは?
「そうなんです。スペイン語でスペイン語を学んでいました。最初は大変でしたが、できないとどうしようもないという状況だったので、とにかくスペイン語漬けになるようにしていたんです。でもだんだんドラマの撮影が忙しくなって、家庭教師の先生をお願いする時間もとれなくなってきたので、しばらくして独学に切り替えました」
――どんな勉強法を?
「教材らしいものは使ってい…
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