自民に夫婦別姓の推進議連、100人超 慎重派も設立へ
自民党の有志議員でつくる「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」が25日、設立総会を開いた。同日までに100人超が入会の意思を示した。慎重派の議員らも4月に議連を立ち上げる予定で、選択的夫婦別姓をめぐる党内の議論の先行きは不透明だ。
この日の設立総会には、党所属の国会議員66人が参加した。会長の浜田靖一元防衛相は「我々がこれだけの人数がいるということはしっかりと示すことが大変重要」と強調。「時代にしっかりとマッチした形でこの世の中は変わっていくべきだ」とあいさつした。
会の呼びかけ人には、野田聖子幹事長代行や岸田文雄元政調会長、河村建夫元官房長官、岩屋毅元防衛相ら閣僚経験のあるベテラン議員も名を連ねた。設立総会には、竹下派領袖(りょうしゅう)の竹下亘元総務会長や谷垣グループ筆頭代表世話人の中谷元元防衛相、塩崎恭久元官房長官らも出席した。
会の事務局長の井出庸生衆院議員は「若い世代の期待する声がある。議論のスピードをあげたい」と期待を込めた。参加した中堅議員は「若い議員は圧倒的に賛成が多い。自民党にだっていろんな意見があるということが国民に伝われば良い」と話す。
別姓慎重派は、通称使用拡大の議連を立ち上げへ
ただ、党内では推進派と慎重…
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