自民県議団30人がホテル会食 「4人以下」要請中に

長谷川陽子 森治文
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 埼玉県内で新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、県議会自民党県議団の約30人が18日夜、さいたま市内のホテルで会食をしていた。同県議団の田村琢実県議は25日、同市内で記者団に「責任者」として経緯を説明。「三々五々、食事をして帰ってもらう段取りで、会食という認識はない。批判は真摯(しんし)に受け止める」などと述べた。

 12月定例会の閉会後に行われた。田村氏らによると、閉会後に「打ち上げ式」を行うのが恒例だが、感染防止の観点から正式な会は中止とし、自主的に参加する形式にしたという。会場では円卓に4、5人が座り、中華料理や酒などを飲食したという。出席した別の県議によると、30人ほどが集まった時間帯もあったという。

 県は15日から、新型コロナ対応の特別措置法に基づき、会食や飲み会は4人以下とするよう県民に要請中。大野元裕知事は25日夜、記者団に「議員は県民への責任を負っている。インフルエンサー(影響力を持つ人)でもあるこうした方々を含め、県としては4人以下の食事へのご協力をお願いするしかない」と述べた。

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