京都)嵯峨野トロッコ列車、2カ月ぶりに再開
紙谷あかり
嵯峨野観光鉄道(京都市右京区)が運行する、嵯峨野トロッコ列車が13日、約2カ月ぶりに運転を再開した。冬季休業の後、3月1日から運転していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、4月8日から休止していた。
午前9時すぎ、トロッコ嵯峨駅(同区)を出発した一番列車の乗客は15人。トロッコ亀岡駅(亀岡市)までの約7キロ、新緑が映える保津峡の景色を楽しんだ。右京区の宮崎絵里子さん(36)は夫の富見雄さん(42)、息子の奏楽(そら)ちゃん(1)と乗車し、「久々に乗れて、気持ちよかった」と笑顔で話した。
新型コロナの感染予防策として、同社はトロッコ嵯峨駅で乗客の体温をサーモグラフィーで測り、手指の消毒液を設置した。車両は窓を開けて換気し、対面して座らないよう、座席に注意書きを貼っている。
13日からの運転再開に合わせ、列車の前後にはヘッドマークを取り付けた。「がんばろう! 嵯峨・嵐山」と「がんばろう! 亀岡」の2種類。感染防止と、沿線の地域に向けた応援の思いが込められているといい、当面、装着して運転する…
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