40年働いた学童保育、校門でクビ宣告 保護者も不信感
編集委員・沢路毅彦 堀之内健史
新型コロナウイルスへの対応のさなか、大阪府守口市で学童保育の指導員が大量に雇い止めされた。公共サービスの担い手が、不安定な立場で働いていることを示す象徴的な事例だ。子どもがなついていた人たちが突然いなくなる事態に、保護者は不安を隠せない。
「指導員が一度に変わるのはおかしい。子どもが放課後を安心して過ごせるために、同じ指導員が長く担当するべきだ」
守口市内の学童保育に小学生の2人を預ける母親は憤る。
3月から学校は休校になり、共働きなので学童保育が頼り。親子とも慣れ親しんだベテラン指導員らが、消毒などを率先してする姿を見て、安心して通わせていた。
しかし今春、顔ぶれが大きく変わった。
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補助も含めて約80人いる指…
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