トヨタ、国内全工場生産調整へ 新型コロナ影響止まらず

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近藤郷平 神沢和敬
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 新型コロナウイルスの感染拡大で、自動車メーカーの国内工場停止の動きがとまらない。最大手のトヨタ自動車は15日、世界的な需要減少で、5月以降も国内工場の稼働を一時停止すると発表。生産調整の対象は完成車全15工場に広がる。子会社のダイハツ工業のほか、スズキやホンダも追加の生産調整に踏み切る。

 トヨタは国内全15工場で5月1日と11日、操業を停止する。12日以降もハイブリッド車プリウスなどをつくる堤工場(愛知県豊田市)や小型車アクアなどを手がけるトヨタ自動車東日本の岩手工場(岩手県金ケ崎町)など、5工場9ラインで最長5日間(稼働日ベース)操業を停止する。

 高級車ブランド・レクサスなどをつくる田原工場(愛知県田原市)を含めた3工場4ラインは5~6月、通常の昼夜2交代ではなく昼のみ稼働する。

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 トヨタは今月3日から国内5…

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この記事を書いた人
近藤郷平
経済部記者(名古屋駐在)
専門・関心分野
自動車、製造業、地域経済