折々のことば:1568 鷲田清一

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 (高見順)

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 『敗戦日記』、昭和20年6月の記述から。敗戦の色が濃くなっても言論の厳しい統制は続き、8月に入って作家は、「肉体だけでなく精神もまたその日暮(ぐら)しになっている」と記す。そして新聞には「知りたいとおもうことは何も出てない」と。しば…

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