(書評)『TRICK トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』 加藤直樹〈著〉

有料記事書評

[PR]

 ■歴史の土台崩す意図的な無理解

 本書のサブタイトルに「なかったことにしたい人たち」とある。この存在が可視化されたのが、「あいちトリエンナーレ」の企画展『表現の不自由展・その後』の中止、という帰結ではなかったか。加害した過去を受け止めて平和を問う機会を、公権力が奪う。「平和の少女像」などの展示を「…

この記事は有料記事です。残り796文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら