(みる)『山沢栄子 私の現代』 池上司、鈴木佳子〈編集・執筆〉

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 こんな素敵な人が、大阪に、日本にいた。知らなかった。27歳で単身渡米、助手を務めながら写真家としての腕を磨いた。帰国後、写真スタジオを開きバリバリ働く。男社会と戦う、強い目でファインダーを覗(のぞ)いた。戦中は疎開先で生きる人々の姿を優しい目線で写した。戦後、再び渡米。現代写真の最先端に触れ、充実…

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