無職 岡田正子(埼玉県 71)
二十数年前の春。余命1カ月と診断された母の病室にいました。モルヒネで痛みを抑え、ほとんど眠っているような状態でした。
ところが突然「そこに団子があるだろう」と話しかけてきたのです。「もう食べちゃったから大丈夫だよ」と私は思わず答えてしまいました。すると母は「そう…
無職 岡田正子(埼玉県 71)
二十数年前の春。余命1カ月と診断された母の病室にいました。モルヒネで痛みを抑え、ほとんど眠っているような状態でした。
ところが突然「そこに団子があるだろう」と話しかけてきたのです。「もう食べちゃったから大丈夫だよ」と私は思わず答えてしまいました。すると母は「そう…