(ひととき)伸びゆく命、私の支え

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 「秋には初ひ孫を抱かせるよ」。救急救命医として働く孫から朗報が届いた。

 28年前、私が早期を過ぎた進行がんの告知を受けた同時期に、初孫である彼は予定日より1カ月早く誕生した。未熟児室のガラス窓越しに初対面をした。手のひらに乗るほどの小さなみどり児(ご)は、ガラス箱の中で小枝のように細い手足を動か…

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