(いま伝えたい 「千人の声」2016:3)再建この手で、引退まだ先 東日本大震災

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 カンナをにらむ目が鋭く光る。岩手県大槌町の大工、菊地正介さん(67)は被災した民家や寺の本堂を、もう20軒は再建した。

 自宅は津波で流され、同居していた両親は亡くなった。自身は家の下敷きになり、腰の骨と肋骨(ろっこつ)3本が折れたうえ、体中に割れたガラスが刺さった。福祉施設で応急処置だけ受け、負…

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