林業好き→農業ビジネス、建築→現場監督 女子高生に語る仕事への道

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編集委員・宮坂麻子
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 理系学部などの出身で大手企業で働く女性たちが、それぞれの選択と働き方を語る「女子高校生のための女性活躍応援イベント~企業におけるロールモデル」が1月20、21日、東京大学東京都目黒区)で開かれた。

 主催したのは、企業や高校、大学、教育委員会、博物館・科学館などで組織する一般社団法人「学びのイノベーション・プラットフォーム」。STEAM人材(科学・技術・工学・芸術等・数学を結びつけ多角的に捉えられる人材)の育成に向けて小中高校の教育改革を加速させるため、2021年に設立された。今回は東京都と埼玉県の教育委員会も共催し、オンラインも含めて約270人が参加。関電工、住友化学、IHIなどで働く13人の女性が登壇した。

 三井住友フィナンシャルグループ・サステナビリティ企画部で働く山北絵美さんは、数学が得意という理由で私立高校の理系コースへ。柔道に夢中になり女子柔道部を立ち上げたが、夢だった獣医師は解剖実験が嫌で断念。京都大学農学部へ進学して、農林業サークルに入り、「林業女子会」を設立。チェーンソーでの伐採と柔道を趣味にしながら、農業ベンチャーのインターンで農業ビジネスに興味を持ち、同社へ入った。今は、パートナー企業などと環境や社会課題に取り組む事業を担当する。「好きなことをしながら新しいことへのチャレンジを仲間と一緒に楽しんで」などと語った。

 KDDIの社員で、ロボット…

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    中川文如
    (朝日新聞スポーツ部次長)
    2024年2月20日10時57分 投稿
    【視点】

    女子とか男子とか理系とか文系とか関係なく、生きるヒントに満ちたイベントだったのだなあと感じます。登場する3人の女性、どなたも、夢や興味関心がその時その時の出会いや体験でコロコロと変わっていきます。でも、それでいいのだと。天才ハッカー→アイド

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