ハマスが停戦案受け入れ イスラエルは交渉継続も、ラファで攻撃激化

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エルサレム=今泉奏 ワシントン=下司佳代子 ニューヨーク=遠田寛生
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 パレスチナ自治区ガザをめぐる停戦交渉で、イスラム組織ハマスは6日、仲介国のカタールとエジプトによる停戦の提案を受け入れると発表した。イスラエルは交渉のための代表団を派遣する一方で、7日にはガザ最南部ラファで地上部隊が限定的な作戦を始めた。

 ハマスの声明によると、最高指導者ハニヤ政治局長がカタールやエジプトの首脳らと電話協議し、停戦の提案を承認したと伝えたという。ロイター通信によると、ハマス当局者は「次に何が起こるかは、イスラエルがハマスの返答を受け入れるか否かにかかっている。ボールはイスラエルにある」と述べたという。

 カタールの衛星放送アルジャジーラなどによると、ハマスが受け入れた停戦案は、それぞれ42日間ずつの「3段階」の枠組み。第1段階では、ハマスが女性や子ども、高齢者や病人を中心に33人を解放し、イスラエルが多くのパレスチナ人を釈放する。第2段階では、ハマスが兵士を含む残りの人質を解放し、イスラエル軍が全面撤退する。第3段階では、ガザの復興に焦点が当てられるという。

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